ハンマーシュート

はんまーしゅーと

ハンマーシュートとは、特にコーナースリーポイントエリアで、ディフェンダーの頭上を越えるようなハイアークのパスを受けてすぐに放つシュートを指します。「ハンマー」という名称は、金槌で釘を打ち込むような決定的な一撃という意味合いと、パスの軌道が高く弧を描いて「ハンマーのように上から降ってくる」ことに由来します。このプレーは特にピックアンドロールの展開で使用され、ディフェンスがヘルプに寄せた隙を突いて、コーナーに位置するシューターへロブパスのような高い軌道でボールを供給します。レイ・アレンやカイル・コーバーなど、コーナースリーのスペシャリストがこのプレーで多くの得点を記録してきました。シューターには、高いパスをキャッチして即座にシュートモーションに移る優れたハンドアイコーディネーションが求められます。また、パサーはディフェンスの位置を正確に読み、ディフェンダーが届かない絶妙な高さと位置にボールを供給する技術が必要です。成功すれば、ディフェンスが全く対応できない理想的なオープンスリーとなります。