フリースローライン

ふりーすろーらいん

フリースローラインとは、バスケットボールコートにおいて、フリースローを投げる際にシューターが立つ位置を示すラインのことである。このラインはバスケットから4.6メートル（15フィート）の距離に引かれており、エンドラインと平行に設置されている。フリースローラインは通常、幅3.6メートルの長さで、ペイントエリア（制限区域）の外側の境界線の一部を形成している。ファウルを受けた選手はこのラインの後方から、ディフェンスの妨害を受けずにシュートを放つことができる。フリースローライン付近のエリアは「エルボー」とも呼ばれ、多くのプレーの起点となる重要な位置である。また、スリーセカンドルールにおいては、攻撃側の選手がこのラインとエンドラインで囲まれた制限区域内に3秒以上留まることが禁止されている。フリースローラインは単にフリースローの基準点としてだけでなく、コート上の様々なプレーやポジショニングの基準としても機能している。NBAとFIBAでは微妙な違いがあるものの、基本的な距離と役割は共通している。