バスケットボール用語辞典

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ランニングフックシュート

らんにんぐふっくしゅーと

ランニングフックシュートとは、走りながら(ランニング)の勢いを利用して放つフックシュートを指します。通常のフックシュートが比較的静止状態やピボットから打たれるのに対し、ランニングフックはドライブファストブレイクの流れの中で、走る勢いを保ったまま横向きになってフックシュートを放ちます。特にトランジションプレーやドライブの際、ディフェンダーがヘルプに来て正面からのレイアップが困難な状況で効果的です。マジック・ジョンソンはこの技術の達人として知られ、ファストブレイクの中でも正確なランニングフックを決めてファンを魅了しました。技術的には、ドリブルからステップを踏みながら体を横に向け、走る勢いとジャンプの力を組み合わせて片手でボールを高く放ちます。難易度が高く、バランスを保ちながら正確なタッチでリリースする必要があります。また、トラベリングにならないよう、ステップのタイミングとボールコントロールの調和が重要です。習得すれば、予測不可能な得点手段として相手ディフェンスを混乱させることができます。