バスケットボール用語辞典

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ロゴショット

ろごしょっと

ロゴショットとは、コート中央のハーフコートライン付近に描かれたチームロゴの位置から放つ超長距離シュートを指します。通常のスリーポイントラインよりも5~10フィート(約1.5~3メートル)も遠い位置からのシュートで、距離にして30~35フィート(約9~10.5メートル)になります。デイミアン・リラードとステフィン・カリーがこのロゴショットの代名詞的存在で、特にリラードは2019年プレーオフでサンダー戦を終わらせるロゴショットを決め、「Dame Time」として伝説となりました。このシュートは単なる豪快なプレーではなく、戦術的な意味も持ちます。ディフェンスは通常、スリーポイントライン外まではプレッシャーをかけませんが、ロゴショットを打てる選手がいると、ハーフコートライン近くからディフェンスを始めざるを得なくなり、スペーシングが大きく変わります。また、ショットクロック終了間際やクォーター終了間際の状況でも有効です。ただし、通常のプレーで頻繁に打つべきシュートではなく、状況とシューターの能力を考慮した上での選択となります。観客を最も沸かせるシュートの一つです。