バスケットボール用語辞典

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ワンオンワン

わんおんわん

ワンオンワン(1on1)とは、オフェンスプレイヤーとディフェンスプレイヤーが1対1で対峙する状況、またはその中で繰り広げられる駆け引きを指します。バスケットボールにおける最も基本的かつ重要な要素の一つで、個人技術の優劣が直接的に現れる場面です。オフェンス側は、ドリブルシュートフェイクなどの技術を駆使してディフェンダーを抜き去り得点を目指します。一方、ディフェンス側は、フットワーク、ポジショニング、予測力でオフェンスを封じ込めようとします。ワンオンワンが発生する主な状況として、アイソレーションプレイ、クリアアウトミスマッチの活用、ファストブレイク時などがあります。選手の個人能力を測る指標として重要視され、特にスコアリング能力の高い選手は優れたワンオンワンスキルを持っています。練習メニューとしても頻繁に取り入れられ、オフェンスとディフェンスの両面での個人技術向上に役立ちます。アレン・アイバーソン、コービー・ブライアント、カイリー・アービングなどは、圧倒的なワンオンワン能力で知られています。チームプレイが重視される現代バスケットボールにおいても、クラッチタイムや特定の戦術場面では、信頼できる選手のワンオンワン能力が勝敗を分ける要因となります。