TOV率
てぃーおーぶいぱーせんと
TOV率(ターンオーバーパーセンテージ)は、選手のポゼッション使用回数に対するターンオーバーの割合を示す統計指標です。計算式は「100×TOV÷(FGA+0.44×FTA+TOV)」で表され、選手がボールを持った際にどれだけターンオーバーを犯すかを測定します。リーグ平均は約12~14%で、低いほど優秀とされ、10%以下は非常にボールハンドリングが優れていることを示します。高いUSG率を持つ選手は必然的にTOV率も高くなる傾向がありますが、ボールを多く扱いながらもTOV率を低く抑える選手は貴重な存在です。クリス・ポールは高いUSG率とAST率を持ちながら、キャリアを通じて低いTOV率を維持した代表例です。ポイントガードなど多くボールを扱うポジションでは、TOV率とAST率の比率が重要な評価指標となります。