アウトオブバウンズプレイ
あうとおぶばうんずぷれい
アウトオブバウンズプレイとは、ボールがコート外に出た後、境界線からのスローインによって再開されるプレイの総称である。正式には「スローイン」と呼ばれるが、特にセットプレイを実行する戦術的な状況を指す場合にこの用語が使われる。アウトオブバウンズプレイは、サイドラインやエンドラインからの再開時に、事前に練習した戦術パターンを実行し、確実に得点機会を作り出すために用いられる。特にエンドラインからのアウトオブバウンズプレイ(通称:BLOB = Baseline Out Of Bounds)は、ゴールに近い位置からの攻撃となるため、スクリーンを活用した複雑な動きでディフェンスを混乱させ、高確率のシュートを生み出す。NBAのチームは数十種類のアウトオブバウンズプレイを用意しており、試合状況や対戦相手に応じて使い分ける。グレッグ・ポポビッチ監督やブラッド・スティーブンス監督は、創造的なアウトオブバウンズプレイの設計で知られている。タイムアウト後やクォーター終了間際など、重要な場面でのアウトオブバウンズプレイの成功率は、試合の勝敗に直結する。