オフェンスクラッシュ

おふぇんすくらっしゅ

オフェンスクラッシュとは、味方のシュートが放たれた際に、オフェンス側の複数の選手が積極的にリバウンドエリアへ飛び込み、オフェンスリバウンドを獲得しようとする戦術的な動きである。特にシューターから遠い位置にいる選手や、インサイドのビッグマンが、ディフェンダーのボックスアウトを突破してゴール下に向かう動作を指す。オフェンスクラッシュは、セカンドチャンスポイントを増やすための重要な戦術であり、特にスリーポイントシュートが増加した現代バスケットボールでは、長いリバウンドを拾うためにガードやウィング選手のクラッシュも重視されている。ゴールデンステイト・ウォリアーズのようなシューティングチームでも、ドレイモンド・グリーンがオフェンスクラッシュを徹底することで、外れたスリーポイントから得点機会を創出している。ただし、オフェンスクラッシュにはリスクも伴う。多くの選手がリバウンドに飛び込むと、相手に速攻を許す可能性が高まるため、チームのバランスを考慮する必要がある。通常は2-3人がクラッシュし、残りの選手がディフェンストランジションに備えるのが一般的である。