オールNBAチーム

おーるえぬびーえーちーむ

NBAにおいて、シーズンを通じて最も優れたパフォーマンスを発揮した選手を表彰するために選出される架空のチームのこと。1946年の設立以来続く伝統的な表彰制度で、全米のメディアが投票によって選出する。ファーストチーム、セカンドチーム、サードチームの3段階があり、各チーム5人ずつ、合計15人が選ばれる。かつてはポジション別（ガード2名、フォワード2名、センター1名）に選出されていたが、近年はポジションレスバスケットボールの流れを受けて、より柔軟な選出方法に変更された。オールNBAチーム選出は選手のキャリアにおける重要な実績であり、殿堂入りの選考基準や契約交渉においても大きな意味を持つ。特にスーパーマックス契約の資格には、オールNBAチーム選出が条件となることもある。歴史的には、カリーム・アブドゥル・ジャバー、ティム・ダンカン、コービー・ブライアント、レブロン・ジェームズなどが最多選出記録を持っている。ファーストチーム選出は特に価値が高いとされる。