ストライドストップ

すとらいどすとっぷ

ストライドストップとは、ドリブルやドライブの動きを止める際に、片足ずつ順番に着地して停止する技術である。最初に着地した足が自動的に軸足（ピボットフット）となり、もう一方の足でピボットを行うことができる。ジャンプストップとは異なり、ストライドストップは走る動作の自然な延長として行われるため、より高速で流れるような停止が可能である。この停止方法は、レイアップからのステップバックシュート、速攻からのプルアップ、ユーロステップの完了など、動きの中での方向転換に適している。ストライドストップの利点は、前方への勢いをより効果的に利用でき、ディフェンダーとの距離を保ちやすいことである。ただし、軸足が固定されるため、ジャンプストップほど多様なピボットの選択肢はない。トラベリングを避けるためには、最初の足が着地する前にドリブルを終え、適切なタイミングでボールをギャザーすることが重要である。NBAでは、ステフィン・カリーやクリス・ポールが、ストライドストップからのプルアップジャンパーを得意としている。この技術は、速度と制御のバランスを取る重要なスキルであり、特にガードポジションの選手にとって不可欠である。