ストロングキャッチ
すとろんぐきゃっち
ストロングキャッチとは、ディフェンスのプレッシャーやファウルがある状況で、両手でしっかりとボールを掴み、相手にスティールされないように強固に保持するキャッチング技術である。ソフトハンズが勢いの吸収に重点を置くのに対し、ストロングキャッチは保持力とコントロールに重点を置く。この技術は特に、ポストアップ時のエントリーパス、リバウンド争い、トラフィックエリアでのパスキャッチなど、身体接触が激しい状況で重要となる。ストロングキャッチの基本は、両手でボールを掴み、すぐに「チンザボール」の姿勢で胸や顎の下に引き寄せ、肘を張って相手から守ることである。また、着地時には膝を曲げて低い姿勢を取り、体のバランスを保つことも重要である。NBAのビッグマン、例えばジョエル・エンビードやアンソニー・デイビスは、ディフェンダーからの激しいファウルの中でもストロングキャッチでボールを保持し、アンドワンの機会を作り出す。逆にストロングキャッチができないと、簡単にボールを奪われたり、バランスを崩してターンオーバーになったりする。この技術は、フィジカルなバスケットボールで生き残るための必須スキルである。