ティップアウト
てぃっぷあうと
オフェンスリバウンドにおいて、リバウンドボールを完全にキャッチせず、指先で外側のチームメイトにはじき出すプレー技術。英語では「tip out」と表記される。混戦状態でボールをしっかり掴めない場合や、周囲をディフェンダーに囲まれている状況で有効。ティップアウトによって、外側にいる味方がボールを拾い、セカンドチャンスの攻撃を継続できる。特にオフェンスリバウンドに優れたビッグマンが、ペイントエリア内の密集状態から素早くボールを外に出す際に使われる。デニス・ロッドマンやモーゼス・マローン、さらにアンドレ・ドラモンドなど、歴代のリバウンド王が得意としたテクニックである。チームとしてセカンドチャンスポイントを増やすための重要なスキルとされており、ORB率の高い選手に求められる能力の一つである。タイミングとボールコントロールが重要で、適切な方向にはじき出すことで効果的なセカンドチャンスを生み出せる。