バスケットボール用語辞典

← 用語一覧に戻る

スモールフォワード

すもーるふぉわーど

スモールフォワード(Small Forward、SF)は、バスケットボールにおける5つのポジションの1つで、最も万能性が求められるポジション。番号では3番ポジションと呼ばれる。ガードとフォワードの中間的な役割を担い、外角からのシュートドライブリバウンドディフェンスと、オフェンス・ディフェンスの両面で多様なスキルが要求される。身長は一般的に195cm~205cm程度で、スピードとパワーの両方を兼ね備えることが理想とされる。外角からのスリーポイントシュートを打てる一方で、ドライブペイントエリアに切り込み、パワーフォワードセンターと競り合ってリバウンドを取ることも期待される。NBAの歴史において、レブロン・ジェームズは現代の理想的なスモールフォワードの象徴であり、圧倒的な身体能力とバスケットボールIQを持ち、全てのポジションをこなせる万能性を示した。ラリー・バードは優れたシュート力とパス能力で知られ、ケビン・デュラントは長身ながら卓越したシュート技術を持つスコアラーとして活躍している。現代バスケットボールでは、スモールボールの流行により、スモールフォワードパワーフォワードの役割を担うことも増えており、ポジションの境界は曖昧になってきている。ディフェンスでは相手チームの主要スコアラーをマークすることが多い。