バスケットボール用語辞典

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ドロップカバレッジ

どろっぷかばれっじ

ピックアンドロールに対するディフェンス戦術の一つで、スクリーナーをマークしているディフェンダーがペイントエリア付近まで下がり、ドライブしてくるボールハンドラースクリーナーの両方をカバーする守り方。英語では「drop coverage」と呼ばれる。特にゴール下を守ることを優先する戦術であり、センターパワーフォワードなどビッグマンが多く用いる。ボールハンドラーミドルレンジシュートやプルアップシュートを打たせることになるが、ゴール下への侵入を防ぎやすく、リバウンド争いでも有利な位置を保てる利点がある。NBAではルディ・ゴベアやブルック・ロペスなどのリムプロテクターが得意とする守り方として知られている。相手がシュートの得意な選手の場合は不利になるため、対戦相手によって使い分けが必要な戦術である。ステフィン・カリーやダミアン・リラードのような優れたシューターに対しては、ヘッジスイッチなど別の戦術が選択されることが多い。