バンクシュート

ばんくしゅーと

バックボードにボールを当ててからリングに入れるシュート技術のこと。「バンク」は銀行を意味する英語だが、ここでは「跳ね返る」という意味で使用されている。バンクシュートは、特に斜め方向からのシュートやゴール下でのレイアップ、フックシュートなどで効果的に使用される。バックボードの特定の場所（多くの場合、リングの上部に描かれた小さな四角形の枠内）にボールを当てることで、直接リングを狙うよりも確実性が高まる場合がある。角度やスピン、力加減を正確にコントロールする必要があり、習得には練習が必要である。ティム・ダンカンは、バンクシュートの名手として知られ、ミドルレンジからのバンクショットを武器としていた。ただし、フリースローやスリーポイントシュートなど、リングに対して正面から打つシュートではバンクショットは一般的に使用されない。バックボードを使うことで、ボールの軌道を調整し、タフなアングルからでも得点できる可能性が広がる重要な技術である。