ワンハンドキャッチ

わんはんどきゃっち

ワンハンドキャッチとは、片手だけでボールをキャッチする高度な技術である。通常のキャッチは両手で行うのが基本だが、状況によっては片手でのキャッチが必要となる場面がある。ワンハンドキャッチが有効なのは、最大限のリーチが必要な場合、例えば高いアリウープパス、遠くに伸びたパス、リバウンドの最高到達点でのキャッチなどである。片手でボールをキャッチする際は、手のひら全体と指でボールをしっかりと掴み、すぐにもう一方の手を添えて両手でコントロールすることが重要である。NBAでは、カワイ・レナードやジュリアス・アービングのような手の大きな選手が、印象的なワンハンドキャッチとワンハンドリバウンドを見せている。特にリバウンド争いでは、両手が届かない位置でも片手なら届くことがあり、ワンハンドキャッチの能力が決定的な差を生む。また、速攻時のロブパスやアリウープでは、片手でキャッチしてそのままダンクに持ち込むことで、ディフェンスの反応時間を奪うことができる。ただし、片手でのキャッチはコントロールが難しく、ファンブルのリスクも高いため、状況判断が重要となる。