バスケットボール用語辞典

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遅延行為

ちえんこうい

試合の進行を意図的に遅らせる行為で、警告やテクニカルファウルの対象となる違反。ボールを審判に返さない、スローインを遅らせる、コート上に居座る、タイムアウト後に戻らない、フリースロー時に意図的に時間を稼ぐなどの行為が該当する。特にリード時の終盤で時間を消費する目的で行われることがある。審判は最初に警告を与え、繰り返される場合はテクニカルファウルを科す。チーム全体での組織的な遅延行為も取り締まり対象となる。フリースローの15秒ルールスローイン5秒ルールバックコートの8秒ルールなどの時間制限も遅延行為を防ぐための規定。意図的なファウルで時計を止める行為自体は戦術として認められているが、過度な時間稼ぎは試合の公正性を損なうため禁止されている。NBAでは遅延行為に対する罰則が明確化されており、ボールを蹴る、ネットに引っかけるなどの行為も含まれる。スムーズな試合運営とファンの観戦体験を守るための重要なルール。