インサイドプレー

いんさいどぷれー

インサイドプレーとは、ペイントエリア内、つまりゴール近辺で展開されるオフェンスプレイの総称です。主にセンターやパワーフォワードといったビッグマンが担当し、高確率のシュートチャンスを作り出すことが目的です。代表的なインサイドプレーには、ポストプレイ、リバウンドからのパットバック、カッティングからのレイアップ、ピックアンドロールのダイブなどがあります。インサイドプレーの利点は、ゴールに近いため成功率が高く、ファウルを誘いやすいことです。また、ディフェンスを収縮させることで、外のシューターにオープンチャンスを作る効果もあります。効果的なインサイドプレーには、フィジカルの強さ、ポジション取りの技術、柔らかいタッチ、両手でのフィニッシュ能力が求められます。シャキール・オニール、ティム・ダンカン、アンソニー・デイビスなど、歴代の偉大なビッグマンはインサイドプレーの達人です。現代バスケットボールでは、外からのシュートが重視される傾向がありますが、インサイドプレーの重要性は変わらず、特にプレーオフの激しいディフェンスの中では、確実な得点源として価値を発揮します。バランスの取れたオフェンスには、インサイドとアウトサイドの両方の脅威が不可欠です。