バスケットボール用語辞典

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ハイカット

はいかっと

ハイカットとは、足首全体を覆う高さのあるバスケットシューズのデザインタイプのことである。ハイカットシューズの履き口は足首の上部まで達しており、最大限のアンクルサポートを提供する。伝統的に、センターパワーフォワードなどのビッグマンが好むスタイルで、激しい接触プレーやリバウンド争いでの足首の保護に優れている。ハイカットの利点は、足首の横方向への過度な動きを制限し、捻挫などの怪我のリスクを低減することである。また、心理的な安心感も大きく、多くの選手が足首の保護を重視してハイカットを選択する。一方で、ミッドカットローカットと比較すると重量が増える傾向があり、足首の可動域が制限されるため、クイックネスやスピードが若干犠牲になる可能性がある。しかし、現代のハイカットシューズは軽量化技術の進歩により、従来よりも大幅に軽くなっている。マイケル・ジョーダンのエアジョーダンシリーズをはじめ、多くの象徴的なバスケットシューズハイカットデザインを採用している。選手の怪我歴や足首の強さに応じて、ハイカットを選ぶかどうかが判断される。